朗報!棚ぼた防止規定(WEP)を廃止する法律が成立しました!
色々なメディアを通じてご存じの方も多いかと思います。
2024年12月21日、米国上院は、Social Security Fairness Act of 2023を可決し、そして2025年1月5日にはバイデン大統領が署名して同法案は成立しました。
この改正により、Windfall Elimination Provision (WEP、棚ぼた防止規定)とGovernment Pension Offset (GPO)と呼ばれるソーシャルセキュリティー給付額減額制度が廃止されます。
WEPは、ソーシャル・セキュリティ税の対象ではない所得に基づいた年金を、ソーシャル・セキュリティと同時に受給している場合にソーシャル・セキュリティが減額される制度です。
米国では連邦・地方政府の職員などが加入する年金制度の一部や外国の年金制度が該当します。日本の厚生年金受給者で米国年金加入期間が40クレジット(10年)以上、30年未満の従来のWEP対象者も含まれます。
減額が廃止されることにより、今までWEPとGPOで減額されてきた方の受給額が増額されることになります。この増額は2024年1月にさかのぼり適用されます。また実施方法その他については現在検討中のため、増額対象の方はソーシャルセキュリティーオフィスからの連絡を待つようにとのことです。
尚、ソーシャルセキュリティのホームページでは色々な情報がアップデートされています。既にソーシャルセキュリティを受給されていてWEP適用となっている方は下記ページより詳細情報をご確認下さい。
https://www.ssa.gov/benefits/retirement/social-security-fairness-act.html?tl=5%2C7
Last updated February 3, 2025
NSCAにも既に色々な情報が寄せられてきています。実際にソーシャルセキュリティオフィスからの書面を受け取った方もいらっしゃいます。この法案が成立した事によって、これからソーシャルセキュリティを受給する方にとっても本当に素晴らしいニュースです。この影響を受けてソーシャルセキュリティの財源が枯渇が早まるのではと危惧されますが、まずはWEP廃止に安堵したいと思います。皆様からの有益な情報をお待ちしております。
NSCAウェブサイト:https://nenkinsupportcenter.org/
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