私たちは国民年金に対するWEP(Windfall Elimination Provision)誤適用問題の是正に長年取り組み、組織的、継続性のある活動にすべく米国非営利法人年金サポートセンターオブアメリカ(NSCA)を2020年8月に設立いたしました。この会の存在意義は広く社会のためであり、米国歳入庁( “IRS” )に501(c)(3) 非営利団体として認定された団体です。

当初の目的は、日本の国民年金を米国のソーシャルセキュリティシステムのなかの棚ぼた排除規定(” Windfall Elimination Provision” or “WEP” )の対象から外すことでしたが、この度、国民年金へのWEP誤適用問題のために多くの時間を割いてSSAとの交渉を続けて下さった在アメリカ日本国大使館、NSCAの活動をご支援して下さった皆様、そして地道に活動を続けて下さったNSCAボランティアの皆様のお力添えにより、国民年金へのWEP適用除外の方針が示され、SSAの運用マニュアルPOMS(Program Operations Manual System)のGN 00307.290 Section 5、6とGN01701.320にも明記されました。

今後の具体的なスケジュールや、どの様なプロセスを踏んで減額が免除されるかはまだ明確ではありません。NSCAは今後もSSAと連絡を取りながら、その対応に注視して参ります。