SSAから海外年金に関する質問への対応

SSAから受給申請後海外年金に関する質問が送られてくることがあります。
WEPの説明、SSAからの質問状、海外年金への質問Form 308 が同封されています。受領後20日以内の返信が必要です。既に日本の年金を受給されている方は質問書へ記入返信のために、日本年金機構の
  ①国民年金・厚生年金保険の年金決定通知書・支給額変更通知
  ②国民年金・厚生年金保険年金額改定
  ③国民年金・厚生年金送金通知書
を確認する必要があります。
Form308には日本の受給年金の月額を記載する必要があります。年金決定通知書・支給額変更通知書は年金の年額が記載してありますので1/12の金額を受給月額として記入します。年金払込通知書は2か月分の年金額が記載されていますので1/2の金額を受給月額として記入してください。

米国年金受給予定額確認と受給決定通知との比較

国民年金受給の方はWEPが適用されませんのので、誤適用を受け米国年金が減額されていないか同年金の受給予定額と受給決定通知の金額を比較し確認してください。SSAの運用マニュアルPOMS(Program Operations Manual System)のGN 00307.290 Section 5、6とGN01701.320米国との社会保障協定締結国の公的年金で適用除外の年金)にWEP適用対象外の年金として日本の国民年金が記載されています。

厚生年金を既に受給し米国年金の受給開始時の資格が40 Credit以上、Substantial Earningsが30年未満の場合、米国年金に対してWEPが適用され減額されます。厚生年金受給の方は、WEP適用による減額の金額が正しいか確認することが必要です。

SSAに対して受給額修正のアピールができるのは、受給決定通知書に記載されている日付から65日以内です。

SSAへの国民年金の説明資料

SSAへ国民年金の説明が必要な場合、日本年金機構の国民年金英文説明資料をダウンロードしてお持ちください。この資料には、国民年金は居住に基づく年金であり保険金等は一律の説明があります。
National Pension System|日本年金機構 (nenkin.go.jp)