私たちは国民年金に対するWEP(Windfall Elimination Provision)誤適用問題の是正に長年取り組んでまいりましたが、組織的、継続性のある活動にすべく米国非営利法人Nenkin Support Center of America (NSCA)を2020年8月に設立することが出来ました。
目的は、日本の国民年金を米国のソーシャルセキュリティシステムのなかの棚ぼた排除規定(” Windfall Elimination Provision” or “WEP” )の対象から外すことです。この目的達成のため、志を同じくする方を集め、ひとつの市民運動として活動を目指します。お陰様で現在は多くのボランティアの方々と共に活動しております。
2020年10月にクラウドファンディングにより117名の方から110万円の支援を賜り、それを基にNSCAの広報活動の一環として3回のWebinarを開催し1,100名以上の方が参加されました。ラジオやテレビを通じてWEP誤適用の実態を全米の皆様に伝える機会もありました。2021年5月から“月刊ニュースレター”の発刊が開始されました。
こうした広報活動を通じてNSCAの活動を知り、活動に賛同し活動の支援や寄付の申し出といった励ましの言動を頂くにつけ、大変ありがたく一同勇気づけられております。
2021年11月からワシントンの日本大使館でSSA窓口の方と連絡を取りながら問題の解決に取り組みが出来るようになったことは嬉しい限りです。貴重な老後の資金が理不尽に減額されることが一日も早く解消されますよう、皆さんと共に頑張って参りますので引き続いてのご支援を宜しくお願い致します。